血液のがんの一種で、身体中のあらゆるリンパ腺にできる「悪性リンパ腫」について解説致します。 血液細胞は、白血球や赤血球、血小板などに分類され、それぞれが、さまざまな役割を担っています。このうち、主に体を守る免疫機能を担うのが白血球です。その白血球の一種である「リンパ球」が、がん化した病気を「悪性リンパ腫」といいます。2017年の推計によると、日本では年間3万人弱、人口10万人当たり20人程度が診断されています。高齢になるほど増えていきます。また女性よりも男性に多いのが特徴です。
血液のがんの一種で、身体中のあらゆるリンパ腺にできる「悪性リンパ腫」について解説致します。 血液細胞は、白血球や赤血球、血小板などに分類され、それぞれが、さまざまな役割を担っています。このうち、主に体を守る免疫機能を担うのが白血球です。その白血球の一種である「リンパ球」が、がん化した病気を「悪性リンパ腫」といいます。2017年の推計によると、日本では年間3万人弱、人口10万人当たり20人程度が診断されています。高齢になるほど増えていきます。また女性よりも男性に多いのが特徴です。
「甲状腺」は喉仏(甲状軟骨)の下部に位置し、チョウが羽を広げたような形をしている器官で、「甲状腺ホルモン」を分泌しています。この甲状腺ホルモンには、代謝を活発にしたり、熱を産生したり、発育を促進したりなど、私たちの体の働きを正常に保つ上で、大切な役割があります。
このホルモンの分泌量の調節をしているのが「下垂体」です。甲状腺ホルモンが不足すると、脳の下垂体が「甲状腺刺激ホルモン(TSH)」を分泌、足りていればTSHの分泌を止め、適正な量をコントロールしているのです。
甲状腺の病気には、その形や働きによって、さまざまなものがあります。
「"甲状腺の病気"圧倒的に女性に多い病気です…」の続きを読む…
血液がんの一つである「白血病」は、固形がんと違って病変が目に見えないことから、理解しづらい病気です。白血病にはいくつかのタイプがありますが、今回は「急性白血病」について、解説致します。
血液中には、肺で酸素を受け取り全身に運ぶ「赤血球」、体内に侵入してきた細菌やウイルスを除去する「白血球」、出血に際し、血液を固める「血小板」をはじめ、様々な種類の血液細胞があります。
脂質は血液内では比重が軽いため、全身を流れるためには、タンパク質と結合し、「リポタンパク」という乗り物に乗って、血中を流れています。このリポタンパクに含まれる脂質には、「コレステロール」「トリグリセライド(中性脂肪)」「リン脂質」「脂肪酸」などがあり、LDLに含まれるコレステロールを「LDLコレステロール(悪玉コレステロール)」、HDLに含まれるコレステロールを「HDLコレステロール(善玉コレステロール)」といいます。LDLコレステロール(悪玉)は、血管内壁にコレステロールを蓄積し動脈硬化の一因になります。HDLコレステロール(善玉)は、血管内壁のコレステロールを取り去り、肝臓に運び処理する役割を持っています。
「動脈硬化の原因「脂質異常症」について、新たな診断基準が決まりました!」の続きを読む…
認知症は、高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症などに次ぐ生活習慣病の一つで、ごく一般的な「普通の病」です。生活習慣病は、早期の内に、つまり「未病」のうちに発見し生活習慣の改善をすれば良くなります。まさに「認知症」は「軽度認知症障害(MCI)」や「早期認知症」の段階で早期発見し、早期治療や生活習慣の改善により症状は改善します。つまり「認知症」は早期介入すれば「良くなる!」のです。特に「正常」と「認知症」の間の「軽度認知障害(MCI)」の方では、生活習慣を改善すれば70%の方が、症状は改善します。
「認知症早期発見・早期治療により、認知症は良くなります!」の続きを読む…
骨の強度が低下し、骨に「粗(す)」が入る状態を、「骨粗鬆(しょう)症」と呼びます。今回は、骨折の原因ともなる「骨粗しょう症」について、考えてみましょう。「骨粗しょう症」は、骨量が減ることで、骨がスカスカになり、骨折しやすくなる病気です。日本人の1000万人以上が罹患していると推定されていて、その8割近くは女性です。
朝に心筋梗塞はなぜ起きやすいのでしょうか?
起床後の朝の時間帯は体を活発に動かせるよう交感神経が働きます。交感神経は血管を収宿させて血圧が上がったり、さらには、朝は夜間睡眠時にかく汗により血液が固まりやすくなっているため、朝に心筋梗塞は多いのです。
食中毒予防、細菌に注意ください! 年間2~3万人の方が食中毒になっております。 その背景に、エアコン完備等の住宅環境や輸入食品の増加、冷凍・冷蔵食品の大量流通などがあり、一年中発生しやすい状況にあるのです。
季節流行性インフルエンザ、感染性胃腸炎、風邪、溶連菌感染症、また、一年を通して気を付けないとならない肺炎など、私たちの体力、抵抗力、つまり免疫力が低下すると、これらの疾患に罹患しやすいのです。「自然治癒力」ともいえる免疫力の低下は、生活習慣病やがんにも罹患しやすくなります。
認知症のほとんどを占めるのがアルツハイマー型50%、レビー小体型20%、血管性15%の三大認知症が全体の85%を占めます。その他の認知症の中には、脳脊髄液が脳を圧迫して起こる正常圧水頭症や、頭部打撲の後に血腫が溜まり脳を圧迫して起こる慢性硬膜下血腫さらには甲状腺機能低下症などによる認知症もあります。
健康診断の項目には必ず含まれている血液検査――でも、その結果を漫然と読み流してはいないでしょうか。中高年が気をつけなければいけない生活習慣病のサインは、血液の状態に顕著に表れるといいます。もし、その状態が少しずつ進んでいるとしたら、早めの対処が必要です。
「血液からわかる健康状態①〜血液検査から何がわかる?〜」の続きを読む…
多くの方が、ご自身の生活習慣、特に食事には気をつけていらっしゃるでしょう。それでも、検査を受けると、これまでに見たような黄色信号の数値が出てしまうことがあります。そこにはちょっとした勘違いや見落としがあるのです。
「血液からわかる健康状態②〜生活習慣の改善で血液を健康に〜」の続きを読む…